徳島赤十字病院について

院長挨拶

私たちは断らない医療を実践し、
みなさまの健康と尊厳をお守りします。
徳島赤十字病院
院長 日浅 芳一

施設の増築・改修を行い、救急医療の拡充を図っています

 当院のホームページにアクセスしていただいてありがとうございます。当院は「断らない医療を実践し、皆さまの健康と尊厳をお守りします」を理念に掲げ、患者さまや市民の皆さまの目線に立った医療を行っています。ホームページを日々更新し、当院の情報を分かりやすく提示しています。どうぞご活用下さい。

 さて、当院では冬場、ベッドの利用率は限界に近づき重症患者や救急患者の受け入れに支障を来す状況となります。そこで、"入院が必要な方には絶対入院していただく"という「断らない医療」を実践するために、日帰り手術センターを含む新棟の建設を開始しました。4月21日に起工式を行い、来年秋の竣工を目指しています。この日帰り手術センターが整備できれば、白内障などの眼科手術、カテーテルを使った狭心症の検査や治療等、これまで短期間の入院で行っていたものを日帰りで行うことができ、空床の確保や重症患者・救急患者の受入機能を高めることができます。

 この新棟には他にも病院機能を向上させる役割を持たせています。その一つは新病棟の設置です。今ある病棟の2人部屋を個室に転用し、減少した42床分で増築棟に1病棟を新設します。これにより個室率は60%を超え、患者さんにより快適な療養環境を提供することができます。二つ目はPET新設、アンギオ室や内視鏡室の増加・集約を行い、診断・治療能力の向上を図ります。さらに既存棟の空き部分を利用して、救急外来(ER)のスペース拡大や処置・観察ベッドの増設を行います。さらに三つ目は、スキルスラボをはじめとした研修機能の拡充です。当院のスタッフだけではなく、地域の医師や看護師、学生などにも開放し、徳島県における医療従事者の確保・養成に努めていきます。

 昨年4月から医師、看護師が同乗し、現場で蘇生や治療等を行う本格的なドクター・カーの運用を開始しました。1年間で239件の要請に応えています。なかには脳梗塞のt-PA治療を迅速に行えた例や現場で挿管を行い救命できた交通事故例など、その機能を最大限発揮することができました。

 4月に医師1名を増員し、6月からは機動力のより高いラピッドレスポンスカー(医師派遣用自動車)を新たに追加整備する予定です。これにより、救急現場や患者搬送中の救急車により早く医師や看護師を到着させ、「病院前救急診療」を開始することが可能となり、救命率の向上につながることが期待されます。

 私たちは24時間・365日いつでも高度救命が行えるよう、病院の充実を図っていきたいと考えています。どうぞよろしくお願いいたします。

2016年4月

ひあさ・よしかず 1973年鳥取大学医学部卒。同大学付属病院にて臨床研修後、徳島大学大学院卒。北九州市小倉記念病院循環器科医長を経て、87年小松島赤十字病院(現・徳島赤十字病院)第三循環器科部長、2002年副院長を経て、2011年より院長。医学博士。日本のカテーテル風船治療の草分け的存在である。