徳島赤十字病院について

院長挨拶

私たちは断らない医療を実践し、
みなさまの健康と尊厳をお守りします。
徳島赤十字病院
院長 日浅 芳一

新棟のグランドオープンを機に「断らない医療」の深化を図ります

当院のホームページをご覧いただきありがとうございます。「私たちは断らない医療を実践し、みなさまの健康と尊厳をお守りします」を理念に掲げ、職員一丸となって毎日の診療を行っています。このホームページは日々更新され、当院の最新の姿を分かりやすく公開しています。どうぞご活用下さい。

当院においては昨年9月に念願であった新棟(西棟)が完成、11月より診療を始めました。既存棟の整備も6月には終了、新規に導入した診断・治療機器をフル稼働させ、名実ともにグランドオープンいたします。今年度はこれらの設備を十分活用して病院機能を更に高め、「断らない医療」の深化を図り、住民の皆さまや地域の先生方のお役に立ちたいと思います。

昨年度を振り返ってみますと、新入院患者さんが増加し、例年なら空床が目立つ夏季にもほぼ満床の状態が続きました。ことに10月から1月にかけてはこの状態が切迫かつ慢性化し、救急の受け入れを三次救急のみに限定せざるを得ない日が続きました。私たちの病院を頼りにして下さっている患者さんやご家族に申し訳ないと思いました。
今後は日帰り手術センターを活用し、この問題を解決しようと考えています。冠動脈造影検査は現在基本的に一泊二日で行っていますが、身体合併症や生活環境等を考え、問題のない方を中心に日帰りで行いたいと思います。高齢の方も家族が付き添って朝に来院、検査後夕方には一緒に説明を受けて帰宅できるので、家族の負担も軽減できます。大腸の内視鏡によるポリープ切除術や眼科の白内障手術、外科の鼠径ヘルニア手術も基本的には日帰りで行いたいと思います。このような試みにより、少なくとも一日2~3床はベッドに余裕ができ、「断らない医療」の質を高めることができます。

次に救急部門の充実です。今年度、救急科に2人の医師が仲間に加わりました。これを契機に、現在平日に限定しているドクターカー運用を土曜日にも拡大しました。昨年度は659回の出動があり、出動がなければ救命できなかったであろうという事例(多くは交通事故や災害による外傷の場合)も何例かありました。これからも救命率を上げていきたいと思います。

診療科の充実にも挑戦します。昨年末に腎臓専門医2人が赴任し、腎臓内科を新設することができました。血液透析を担当する医師が手薄であったため、患者さんや連携医療機関に迷惑をおかけしていましたが、この分野で従来以上に充実した医療が行えると思います。また、透析のみならず慢性腎臓病に悩んでおられる患者さんを気軽にご紹介いただけたらと思います。さらに、身体疾患に伴うさまざまな心理的問題をチーム医療のなかで扱う常勤のリエゾン精神科医をと長年望んでいましたが、今年度常勤医を確保することができました。

「断らない医療」の深化を図るためには、システムの整備のみならず職員が働き甲斐を感じることが必要不可欠です。必要な人材は適切に配置し、職員が生き生きと仕事ができる環境を整えたいと思っています。

2018年4月

ひあさ・よしかず 1973年鳥取大学医学部卒。同大学付属病院にて臨床研修後、徳島大学大学院卒。北九州市小倉記念病院循環器科医長を経て、87年小松島赤十字病院(現・徳島赤十字病院)第三循環器科部長、2002年副院長を経て、2011年より院長。医学博士。日本のカテーテル風船治療の草分け的存在である。