代謝・内分泌内科

代謝・内分泌内科

スタッフ紹介

糖尿病専門医4名、糖尿病療養指導師21名(看護師13名、薬剤師3名、理学療法士2名、管理栄養士3名)でチーム診療を行っています。

新谷医師
糖尿病学会専門医、内分泌代謝科(内科)専門医、総合内科専門医

日常診療や学会活動に加えて各種研究講演会の世話人を務めています。糖尿病の死亡率全国1位の座を他県に譲るべく後輩の育成にも力を注いでいます(徳島県は15年連続で首位)。

金崎医師
糖尿病学会専門医、内分泌代謝科(内科)専門医、総合内科専門医
近藤医師
糖尿病学会専門医、内分泌代謝科(内科)専門医、総合内科専門医
村上医師
糖尿病学会専門医、循環器専門医

主病棟はもとより、他科入院中の糖尿病患者様の血糖コントロールにも心を砕く、チームの要です。

外来診療案内

主に紹介患者様と予約患者様の診察をしております。詳細は外来案内をご覧下さい。

※午後は予約患者様のみの診察になっております。
※救急患者様は救急外来をご利用いただけます。

予約外の患者様はしばらくお待ち頂く場合がございます。体調が非常に悪い方は窓口の係にお伝え下さい。

診療内容

糖尿病、甲状腺や他の内分泌疾患(視床下部・下垂体・副甲状腺・副腎)の診療を行っています。

糖尿病診療

診療目標は、糖尿病合併症によるQOL低下防止です(網膜症・腎症・神経障害や動脈硬化性疾患など)。このために、初期からの糖尿病教育を重視して患者様の血糖自己管理法習得を支援しています。

ご年齢や病状により目標値が若干異なります。

初めて糖尿病と診断された方には、外来診療で合併症精査や食事を含めた療養指導を受けていただき、可能であれば糖尿病治療兼教育入院(8~10日)

糖尿病外来診療案内

初めて受診されたら

外来治療が可能な場合(下記の順序で診療が進みます)

1. 予診:代謝・内分泌フロア(外来棟2階、A予診室)

  • 看護師が 症状や検査結果と治療歴、食事量や運動量を尋ねます。他院からの紹介状があれば拝見します。
  • 身長、体重、血圧、脈拍、体温も測ります。

2. 診察:診察室(外来棟2階、A5またはA1)

  • 代謝科医師が診察。簡単な追加質問もさせてください。
  • 糖尿病の簡単な説明と、当日の検査の案内をいたします。
    (医師より。パンフレットを使用。)

3. 検査:検査室(外来棟2階)と眼科外来(外来棟3階)

  • 血液、尿、心電図、脈波検査などをします(約1時間で結果判明)。待ち時間を利用してパンフレットをご覧下さい。
  • 必要があれば眼科に眼底検査を依頼します(外来棟3階、約2時間要)

4. 結果説明と処方:診察室(外来棟2階、A5またはA1)

  • 医師が検査結果を説明し、今後の診療予定についてご相談します。通常は合併症の評価と二次性糖尿病の可能性を検査します(内分泌疾患、膵臓疾患、炎症性疾患など)。
  • 食事の処方(1日の摂取カロリー、塩分、タンパク質)と栄養指導の予約をします。
    (栄養指導は予約制で、1回30分ほど要します)
  • 治療薬と療養上の注意事項を説明します(低血糖など)。

入院が必要な場合(重症の場合は入院して治療を開始)

糖尿病の状態が悪い時

  1. 意識がぼんやりしている(高血糖や高浸透圧、脳血管障害など)
  2. 急速な体重減少がある(高血糖による栄養障害が強い)
  3. 脱水症状がみられる(意識障害や腎障害、血管障害の誘因になる)
  4. 尿のケトン体が強陽性(代謝性アシドーシス、早急にインスリン治療が必要)
  5. 血糖値が500 mg/dl以上(上記1~4原因になる)

他の病気の影響で糖尿病状態が悪くなるとき
(多くの場合はインスリン治療を要します)

  1. 感染症(肺炎、胆嚢炎、胃腸炎、膀胱炎など)
  2. 外傷(けが、骨折、打撲の程度が強いとき)
  3. 手術前の高血糖(術前からの良好な血糖コントロールが術後の回復をスムーズにします)
  4. 妊娠(内服治療はやめてインシュリン治療になります)

心不全、腎不全が重篤な場合は専門医師にも診療を依頼します

糖尿病で予約再受診されたら

予め検査をして、血糖の状態や合併症の経過を評価後診察。
結果が良くない場合は、食事や運動療法の現状をお尋ねします。

  • 食事、運動療法とも問題なし
    → 治療薬を調整。
  • 食事に問題あり
    → 栄養指導を予約(3日間の食事記入表を使用)。

調整した治療法について説明し、今後の診療予定をご相談します。調整が不要の場合はかかりつけの先生に日常の診療を依頼。(当院でも年に2~3回診察させていただくこともあります)

栄養指導の案内

外来Aブロックで管理栄養士が担当(予約制で1回30分ほど要します)

初回指導

食事療法の基礎を、併存疾患(高血圧・肝疾患・腎疾患・膵疾患)や生活パターン(交代勤務など)に即してご説明します。マンツーマンの個人指導で約30分必要。

適正摂取カロリー
栄養素の配分

・食品交換表の利用法, 献立の方法
・外食や、宅配治療食、レトルト食や冷凍食品等の案内

食事診断

ご自宅での3日間の食事のカロリーや栄養バランスの評価とアドバイスをいたします。

糖尿病短期入院(3割負担で約11~18万円・食費別・税別)
(クリニカルパス外の追加検査や治療内容により費用が変わります)

毎月2回。
入院期間約8日。
第1火曜午前~第2月・火曜
第3火曜午前~第4月・火曜

目的は血糖自己管理法を習得して合併症の進展を抑制することで、対象は学習効果が期待できる方です。連日、食後は散歩、午前中は検査、午後からは講習や実習があり多忙なスケジュールです。入院時には使用中の飯茶碗と運動靴を持参して頂いています。

徳島赤十字病院 代謝・内分泌内科、栄養課

短期検査入院の内容については担当医( 新谷、金崎 )にお問い合わせください。

甲状腺疾患診療案内

 日本甲状腺学会のガイドラインに準じて診療いたします。

  甲状腺は、前頚部の喉仏の下で気管に跨がるように乗っている15~20g程度の臓器で、血液中のヨードを取り込んで甲状腺ホルモンを作り、血液中に分泌しています。甲状腺ホルモン(T3,T4)は主として身体の新陳代謝を司り、T3,T4の産生と分泌はTSHにより調節されています(TSH:甲状腺刺激ホルモン、脳の下垂体から分泌される)。血液検査における各ホルモンの正常範囲は下記のごとくです。

フリーT3:1.71~3.71pg/ml,TSH:0.35~4.94μU/ml
フリーT4:0.70~1.48ng/dl (当院検査

 内科系では主にホルモン異常(過不足)による疾患を診療しています。腫瘍などの形態異常は外科系の診療になります。

甲状腺疾患で初めて受診されたら(下記の順序で診療が進みます)

1. 予診:代謝・内分泌科フロア(外来棟2階、A予診室)

  • 看護師が 症状や検査結果と治療歴を尋ねます。他院からの紹介状があれば拝見します。
  • 身長、体重、血圧、脈拍、体温も測ります。

2. 診察:診察室(外来棟2階、A5またはA1)

  • 代謝科医師が診察。簡単な追加質問もさせてください。
  • 甲状腺疾患の簡単な説明と、当日の検査の案内をいたします。
    (パンフレットをお渡しすることもあります)

3. 検査:検査室(外来棟2階)

  • 血液検査をします(約2時間で結果判明)。脈拍異常やむくみがある場合は心電図と胸部レントゲン撮影もします。

4. 結果説明と処方:診察室(外来棟2階、A5またはA1)

  • 医師が検査結果を説明し、今後の診療予定についてご相談します。
  • 必要が有れば超音波検査やCT検査、シンチ検査の予約をいたします。

薬物などの治療不要の場合は、かかりつけの先生に診療を依頼します。

甲状腺機能亢進症

T3,T4が過剰になり新陳代謝が活発になり過ぎた状態です。

症状

暑がり、汗をかきやすい、疲れやすい、動悸がする、イライラする、眠れない、下痢気味、吐き気がある、体重減少(食べているのに)、手指が震える、甲状腺が腫大する、眼が出てくる、生理不順など

甲状腺機能低下症

T3,T4が不足して、新陳代謝が低下する状態です。

症状

寒がり、皮膚がカサカサする、意欲が低下する、物忘れが多い、むくみがあり体重が増加する、便秘になる、眉毛や髪が薄くなる、生理不順など

バセドウ病

甲状腺機能亢進症状が強くなり一般に甲状腺が大きくなります。日本人女性の約0.5%におこり、発病年齢は20~30歳代が多いですが高齢者にもおこります。甲状腺刺激抗体(TRAb)が出現し、T3,T4分泌を増加させるのですが、原因はまだ十分解明されていません。治療法は以下の3つです。

薬物療法(メルカゾールまたはプロパジール)

日本では第一選択として行われることが多く(88%)、一般的には服薬開始2~3ヶ月で甲状腺ホルモン値が正常化します。服薬終了までには2~3年かかり、この間は定期的な外来通院が必要です。薬にアレルギーがある方*は手術治療を、また2~3年後も服用中止が困難な場合は他の治療法をお勧めすることがあります。薬の副作用は、服用開始後2週~2ヶ月の間に出現することが多いので、2週~1ヶ月毎の外来診察と血液検査をいたします。また、自身でも副作用症状に気をつけていただくようお願いしています。

  • 重篤な副作用*
    顆粒球減少(白血球)は0.1~0.5%に起こり、咽頭痛や高熱が出現します。服薬中止と血液検査、重症の場合は入院が必要になりますので、直ちに受診して下さい。薬物療法の続行は危険ですので、通常は手術治療をお勧めしています。

  • 重い副作用*
    肝機能障害は0.1~0.5%に起こり、倦怠感や食欲不振が強くなります。服薬を中止して薬剤変更または手術治療を予定します。

  • 軽い副作用(じんま疹や皮疹)
    1~5%に出現します。薬剤変更やじんま疹の内服薬で経過をみますが、改善しなければ他の治療法をお勧めしています。
アイソトープ治療(放射性ヨードの内服)

放射性ヨードが甲状腺に選択的に集まり、徐々に甲状腺組織を壊します。内服前後は抗甲状腺薬を休止してヨードを含む食物を避けます。効果は1~2ヶ月で現れて数ヶ月間続きます。十分な効果が得られるまでは抗甲状腺薬を併用し、この間は1ヶ月に1回程度の通院が必要です。病状により複数回のアイソトープ治療を要する事があります。将来的には機能低下に至り、甲状腺ホルモンの補充療法が必要になります。

アイソトープ治療を受けてはいけない人: 妊娠中、授乳中、妊娠の可能性、1年以内に妊娠を希望、原則として18歳未満(例外あり)。甲状腺ホルモン過剰が高度、甲状腺に腫瘍もある、甲状腺眼症がある方

手術治療

内科的な治療で治癒しない場合や上記の治療が出来ない方にお勧めします。1週間程度の入院を要し、通常は術前に前処置用の服薬を必要とします。

橋本病(慢性甲状腺炎)

甲状腺に慢性の炎症が起きる状態で、日本人女性の7~8%にみられます(男女比は1:15~24)。橋本病の75%は甲状腺ホルモン値が正常範囲で治療を必要としません。 慢性炎症により甲状腺組織が壊れて甲状腺機能低下症に至れば、不足分を補充するために甲状腺ホルモン剤(チラージンS)の服用を開始し、1年に2~1回程度の血液検査を行います(服用量を調整するため)。チラージンSによる副作用は殆どありません。  橋本病の女性は、出産2~6ヶ月後に一過性のホルモン異常(低下または過剰)をきたすことがあります。

甲状腺疾患で予約再受診されたら

予め検査をして(約2時間で結果判明)、甲状腺機能や薬剤の副作用の有無を評価後診察し、必要が有れば治療薬を調整します。調整した治療法について説明し、今後の診療予定をご相談します。

調整が不要の場合はかかりつけの先生に日常の診療を依頼します。(当院でも1~2年に1回診察させていただくこともあります)

統計

各診療科統計

関連リンク

後期研修医募集要項