形成外科

形成外科

 2016年7月より戸田皓大が着任し、長江浩朗、清家卓也と3名で診療に当たっています。院内外を問わず幅広く迅速な対応を目指して努力していますのでよろしくお願いいたします。

外来診療

 外来は原則的には午前中のみです。水曜日は午前中から全身麻酔の手術をすることが多いので受診していただいても長時間待っていただくことがあります。可能でしたら他の曜日に受診して下さい。

手術

 原則的には火、水曜日の午後と月、水曜日の午前中に中央手術室で全身麻酔中心の手術をし、月、火、金曜日の午後は外来手術室で局所麻酔の手術をしています。可能な限り簡単な局麻手術は受診当日に行うようにしていますが、予定がいっぱいの場合はできませんのでご了承下さい。

 次にどのような手術を行っているか示します。表、グラフは2016年の手術件数と最近10年間の手術件数の変遷です。最近1年間の月別手術件数の変遷と2017年9月の手術件数も示します。

2016年手術件数(PDF) 2017年9月手術件数(PDF)

症例紹介

各項目について少し説明します。

新鮮熱傷

原則的には熱傷(やけど)は皮膚科が診察し、手術が必要な場合は形成外科が担当することになっています。しかし、受傷後日数がたってから受診された場合は最初から形成外科がみることもあります。手術はほとんどが植皮術(自分の別の場所の皮膚を移植する)です。

顔面骨骨折、顔面外傷

顔の骨折で治療対象になるのは主に鼻骨骨折、頬骨骨折、下顎骨骨折です。1週間以内に骨を元の位置に戻す処置を行います。鼻骨骨折は鼻腔内より徒手整復します。頬骨骨折は原則的には整復のみで終わりますが、受傷から日数がたっている場合や整復後の固定性が悪い場合はチタンのプレートで固定することもあります。下顎骨折は整復後、顎間固定した状態でチタンプレートを用いて固定します。いずれも受傷後早期の手術が必要で、予後に影響します。

口唇、口蓋裂

生後3カ月で口唇裂手術、1歳で口蓋裂手術、4~5歳で口唇裂二次修正と鼻修正(必要があれば)、8~10歳で顎裂部骨移植を行っています。鼻咽腔閉鎖機能不全に対する咽頭弁形成術も必要があればやります。院内には言語療法士がおり、病院のすぐ近くには口蓋裂の矯正を専門とする先生が開業されていますので口唇、口蓋裂に対するすべての治療はできます。

口唇口蓋裂術前
口唇口蓋裂術後

手、足の先天異常、外傷

手、足の外傷でも浅いものは当科で処置することがあります。先天異常は当科を受診された方は当科で手術します。

その他の先天異常

埋没耳など耳に関係するものが多いようです。

埋没耳術前
埋没耳術後

母斑、血管腫、良性腫瘍

母斑(ほくろなど黒いあざ)や粉瘤(皮膚のすぐ下にできる垢や脂のようなものがたまったもの袋状のできもの)が多く、ほとんどは外来で局所麻酔下の手術です。

悪性腫瘍とそれに関する再建

皮膚癌としては基底細胞腫、有棘細胞癌、悪性黒色腫などの切除、再建がありますが、乳癌術後の乳房再建をはじめとして、他科が腫瘍切除したあとの再建もやっています。

乳癌術後再建前
乳房再建術後

瘢痕、瘢痕拘縮

顔の「けが」の傷あとを綺麗にする手術や「やけど」や「けが」のあとのひきつれを伸ばし、皮膚が足りない場合は皮膚を移植する手術をします。

褥瘡、難治性潰瘍

手術の対象になるような褥瘡(とこずれ)は少なく最近は糖尿病性潰瘍、外傷後の潰瘍の手術が増えています。

美容外科

現在のところ美容外科はやっていませんが、始めることも検討しています。

その他

この中には陥入爪(巻き爪)のフェノール法などが含まれています。

※当院と連携の深い先生方にお願いして眼瞼下垂症の方を紹介していただいています。加齢により瞼の皮膚がゆるんでくることにより目が開けにくい、うっとうしいなどの訴えがある方は結構おいでます。手術により改善しますのでまず眼科の先生に相談してみてください。紹介していただければ手術いたします。その他、先天性の眼瞼下垂症、ハードコンタクトレンズによる眼瞼下垂症なども手術できます。また、それ以外の眼瞼内反症、眼瞼外反症も手術しております。

以上、形成外科の診療内容を簡単に説明しましたが、十分とは言えないかも知れません。まず地域の先生に相談されてから受診することをお勧めします。

関連リンク

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