形成外科

形成外科

2019年3月で長江副院長が勇退し、4月より柏木圭介医師が着任しております。常勤医師は清家卓也、柏木圭介、佐々木健介の3名となっております。入院患者の診察、中央手術室での手術は上記の3名で行っておりますが、外来診療は長江先生にも週1回・木曜日にしていただいております。
体制は変わっても今まで通り、迅速に対応していきますので、引き続きよろしくお願いいたします。

外来診療

外来は原則的には水曜日を除く、午前中のみです。水曜日は午前中から全身麻酔の手術をすることが多いので受診していただいても長時間待っていただく場合が多いです。
極力他の曜日に受診をお願いします。

手術

水曜日は外来予約を取らずに終日中央手術室で全身麻酔中心の手術をおこなっており、他の曜日には、中央手術室での日帰り局所麻酔手術を入れるようにしています。また、いくつかの条件(就学前の合併症の小児、30分程度の短時間の手術など)がありますが、入院せずに日帰り手術センターを利用する日帰り全麻手術も行っております。
外来手術室での局麻手術は可能な限り受診当日に行うようにしていますが、予定がいっぱいの場合はできませんのでご了承下さい。

どのような手術を行っているか下記に示します。

2019年05月手術件数(PDF)

症例紹介

各項目について少し説明します。

新鮮熱傷

原則的には熱傷(やけど)は皮膚科が診察し、手術が必要な場合は形成外科が担当することになっています。しかし、受傷後日数がたってから受診された場合は最初から形成外科がみることもあります。手術はほとんどが植皮術(自分の別の場所の皮膚を移植する)です。

顔面骨骨折、顔面外傷

顔の骨折で治療対象になるのは主に鼻骨骨折、頬骨骨折、上・下顎骨骨折です。1週間以内に骨を元の位置に戻す処置を行います。鼻骨骨折は鼻腔内より徒手整復します。頬骨骨折は原則的には整復のみで終わりますが、受傷から日数がたっている場合や整復後の固定性が悪い場合はチタンのプレートで固定することもあります。上顎、下顎骨折は整復後、顎間固定した状態でチタンあるいは吸収性のプレートを用いて固定します。いずれも受傷後早期の手術が必要で、予後に影響します。

口唇、口蓋裂

原則的には、生後3カ月で口唇裂手術、1歳で口蓋裂手術、4~5歳で口唇裂二次修正と鼻修正(必要があれば)、8~10歳で顎裂部骨移植を行っています。鼻咽腔閉鎖機能不全に対する咽頭弁形成術も必要があればやります。院内には言語聴覚士がおり、病院のすぐ近くには唇顎口蓋裂の矯正を専門とする先生が開業されていますので口唇裂、口蓋裂に対するすべての治療はできます。

口唇口蓋裂術前
口唇口蓋裂術後

3カ月で口唇裂手術を施行し、1歳で口蓋形成術をしています。4歳時に口唇と鼻の修正を施行した状態です。

手、足の先天異常、外傷

手、足の外傷でも浅いものは当科で処置することがあります。先天異常は当科を受診された方は当科で手術します。

その他の先天異常

埋没耳など耳に関係するものが多いようです。

埋没耳術前
埋没耳術後

耳介後方の皮膚を用いた皮弁で不足している耳介後面の皮膚を再建し耳介軟骨を修正しています。

母斑、血管腫・血管奇形、良性腫瘍

母斑(ほくろなど黒いあざ)や粉瘤(皮膚のすぐ下にできる垢や脂のようなものがたまったもの袋状のできもの)が多く、ほとんどは外来で局所麻酔下の手術です。

悪性腫瘍とそれに関する再建

皮膚癌としては基底細胞腫、有棘細胞癌、悪性黒色腫などの切除、再建がありますが、乳癌術後の乳房再建をはじめとして、他科が腫瘍切除したあとの再建もやっています。

乳癌術後再建前
乳房再建術後

右乳癌術後の欠損に対して腹直筋皮弁で再建しています。後日、乳頭を局所皮弁で作成、乳輪は鼠径部の皮膚を移植しています。その後乳輪乳頭には色素を刺入し色を付けています。

瘢痕、瘢痕拘縮

顔の「けが」の傷あとを綺麗にする手術や「やけど」や「けが」のあとのひきつれを伸ばし、皮膚が足りない場合は皮膚の移植あるいは皮弁により再建する手術をします。

褥瘡、難治性潰瘍

以前のように手術により閉鎖するような褥瘡(とこずれ)は少なく最近は糖尿病性足潰瘍、外傷後の潰瘍の手術が増えています。

美容外科

現在のところ美容外科はやっていませんが、始めることも検討しています。

その他

この中には陥入爪(巻き爪)のフェノール法、眼瞼下垂症手術などが含まれています。

※当院と連携の深い先生方にお願いして眼瞼下垂症の方を紹介していただいています。加齢により瞼の皮膚がゆるんでくることにより目が開けにくい、うっとうしいなどの訴えがある方は結構おいでます。手術により改善しますのでまず眼科の先生に相談してみてください。紹介していただければ手術いたします。その他、先天性の眼瞼下垂症、ハードコンタクトレンズによる眼瞼下垂症なども手術できます。また、それ以外の眼瞼内反症、眼瞼外反症も手術しております。

以上、形成外科の診療内容を簡単に説明しましたが、まずは地域の先生に相談されてから受診することをお勧めします。

関連リンク

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