小児外科

小児外科

診療

 当院に小児外科の診療科が設置されてはや30年を経過しました。小児外科はとくに生まれたばかりの赤ちゃんの外科的疾患が主な対象でしたが周産期医学の発達により先天奇形は激減しました。しかし出生数の数%の頻度であるソケイヘルニア、臍ヘルニアなどの乳幼児期にみられる疾患は減少せず、現在までに1000例を超えて経験いたしました。幸いにも合併症は今までに術後創出血2例再発1例創感染1例のみでした。時代の要求から全身麻酔にも拘らず1泊2日入院で手術を行っていますが近い将来日帰り手術となります。できれば3歳までに治療を終了したいと考えています。同じヘルニアでも臍ヘルニアは1歳ぐらいまでに(出来れば生後3ヶ月から治療開始)保存的治療をおこなえば手術なく治癒する可能性は高いとおもわれ当外来での手術例はほとんどありません。

 次に子供の急性腹症ですが小児科の先生が24時間体制で小児救急医療をやっていただいており急性虫垂炎(いわゆる盲腸)などはいつでも手術可能な状態です。最近では年長児童には腹腔鏡下手術も増加しています。また交通事故や外傷による腹部臓器損傷では何時でもCT診断が可能であります。その他の先天性疾患は出生1000から10000に一人と頻度が少ないですが、セカンドオピニオンはいつでもお受けいたします。定期の手術は毎週火曜日に行っており、手術の相談は小児外科外来をご利用ください。

 また最近は小児の腎不全治療にも力を入れ小児科と連携しながら在宅透析としてCAPDを主に導入しています。そして透析がおちついた時点での腎移植も行います。Pre-emputive(透析導入なし)に腎移植も考えておりますので気軽にご相談ください。

最近5年間の主な手術件数

  2011年 2012年 2013年 2014年 2015年
頚部血管腫、頚ろう、リンパ管腫
上皮小体、気管切開、気管内異物
0 2 0 0 0
横隔膜ヘルニア 1 0 1 0 0
新生児胃破裂、十二指腸閉鎖
肥厚性幽門狭窄
0 0 0 2 0
腸回転異常、腸重積、腸切除
人工肛門、腸捻転
1 2 3 0 0
臍ろう(腸管、尿膜管)腹壁ヘルニア
CAPDカテーテル、メッケル憩室
2 4 4 0 0
肝内結石、胆道閉鎖、胆管拡張 2 0 0 0 0
虫垂切除、ドレナージ 11 14 10 10 18
ソケイヘルニア、停留睾丸 16 26 15 26 9
鎖肛、ヒルシュ根治術 0 0 0 0 0
肛門形成、直腸ポリープ 0 1 3 0 0
直腸筋生検、包茎、痔核 0 0 0 0 0
腎摘出 0 0 0 0 0
その他(腎移植) 2 2 3 5 0
35 51 39 43 27

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