放射線科

放射線科

画像診断分野

 当院ではCT、MRI、核医学による画像診断を行っており、CT2台、MRI2台、核医学診断装置2台を有し、1日あたり90~100名の画像診断を行っております。

 CTは64列多列CTに加え、最近最新鋭の320列多列CTが導入され検査時間の短縮とともに、心臓、大血管、特に冠状動脈の病変の検出に力をいれております。冠状動脈CTにおいては撮像時間は約1~2 秒と超高速であり、鮮明な画像が得られるようになりました。

 また超高速CTであり、胸部、腹部、骨盤部まで撮影しても約10秒で撮影できるようになりました。

 MRI装置も1.5T、3.0Tの2台を有し、特に3T装置では頭部血管、頚部血管、下肢血管などの血管系の鮮明な画像が得られ、脳動脈瘤をはじめ血管疾患に威力を発揮していますし、脳血管障害の検出、また腹部領域でも肝、胆、膵などの実質臓器の特に腫瘍の診断、骨盤臓器の腫瘍の診断に威力を発揮しています。

IVR分野

  1. 肝細胞癌に対するIVR治療
    肝細胞癌に対する動脈塞栓術、肝腫瘍に対するラジオ波凝固療法、頭頚部癌をはじめ悪性腫瘍に対する動注療法など従来からひきつづき悪性腫瘍のIVRに取り組んできました。

  2. ASOに対する血管形成術、透析シャントPTA
    血管分野ではASOに対する血管形成術、特に重症下肢虚血の血管内治療に取り組んでいます。

  3. 前腕ポート留置
    最近増加してきているものに前腕ポート留置があり、これは摂食不能な患者様に対する血管確保、また安全な抗がん剤注入ルートを確保する目的で施行し、症例数は増加しています。

  4. 各種生検
    肺腫瘍、甲状腺腫瘍、乳腺腫瘍などに対し、エコーガイド下やCTガイド下で生検を施行し、迅速な診断を目指しています。

  5. 救急疾患に対し
    交通外傷などによる腹部臓器損傷、骨盤骨折などの重症外傷患者も多く、緊急止血目的の動脈塞栓術や肝膿瘍をはじめ、各種緊急ドレナージも重要なIVRとなっています。

放射線治療分野

 放射線治療部門には治療専門医と専門技師を配置し、県南のがん拠点病院として全身の多岐にわたる悪性腫瘍を対象とした治療を行っています。年間の治療患者さんは約230人で、その約7割は比較的低侵襲ながん治療としてのmeritを生かし外来で治療しています。

 治療機器としてはCT同室設置型リニアックがあり通常分割照射以外にも体幹部定位照射が可能となり、脳転移を対象とした脳定位照射も行えるようになっています。

 また根治的な治療以外にも疼痛緩和などの緩和的照射も重要で、患者さんの状態に合わせ短期で負担の少ない治療を目指しています。