救急科

ドクターカー

2015年度からドクターカーによる本格的病院前救急診療を開始しました。消防(救急隊)から要請を受け、約2分で出動。重症患者が救急車で搬送されるのを待つのではなく、医療チームが出動することで、救命率向上や後遺症軽減が期待されます。出動件数は年度ごとに239件、526件、659件と順調に増加し、地域における期待の高さを実感しています。

地域に安心を届けたい

ドクターカーは早期医療介入を必要とする疾患にその真価を発揮します。重症外傷、脳血管障害、心疾患などは決定的治療の開始が早いほど有効であり、ドクターカーがあったからこそ救命できた症例もあります。この「早期医療介入」は、ドクターカー単独では実現できません。ドクターカーを要請する消防通信指令室、現場の救急隊、病院のER(救急外来)、他院へ搬送する時にはその医療機関のスタッフなど、各機関との円滑な「救命のリレー」の連携があってこそ、より効果的になります。

2018年度に後期研修医2名を加え搭乗医師は6名となり、平日だけであった運行を土曜日にも拡大しました。車輌も乗用車型ドクターカー(ラピッドカー)と救急車型ドクターカーの2台を配備し、真に救急医療を必要とする方々のため、全力でこの事業に取り組んでいきます。

実績

ドクターカーに乗車するスタッフから一言

119番に通報するとき、「助けてほしい」という思いから電話をかけているはずです。その通報から重症が疑われる場合、ドクターカーも同時に要請されます。救急隊が現場に到着すれば、ご家族や周囲のみなさんは安心するでしょう。そこに私たち医療者も駆けつければ、さらに安心していただけるはずです。ドクターカーが現場に出動したからこそ助けられる命があります。
「地域の住民のみなさまに安心を届けたい」という一心で、スタッフ一同、ドクターカー事業に取り組んでいます。

医師 吉岡 勇気
医師 吉岡 勇気

現在6名のER看護師がドクターカーナースとして業務を行っています。看護師の同乗率は85%であり、医師とともに早期に医療介入することで患者さまの救命や予後の改善に向け頑張っています。
役割としては、現場や救急車内での観察・処置はもちろんのこと、出動前後の物品薬剤の管理や患者様ご家族の精神的サポートが重要と考えています。
ドクターカー開始より4年目を迎え、手に汗握る緊迫した状況も何度か経験しました。この経験を今後に活かすため、日々の振り返りを医師とともに行い、ドクターカーナースの質向上を目指します。

看護師 大垣 由美
看護師 大垣 由美