救急科

センター長挨拶

高度救命救急センター長(兼)救急科部長 福田 靖
高度救命救急センター長
(兼)救急科部長 福田 靖

当院は、救急患者様の社会復帰を全力で支援することを基本理念に、救急科を核としたすべての診療科の力を結集し、三次救命救急センターとして県内全域からの救急患者様の治療に力を注いでいます。これまで当院の救急部門は麻酔科を主体に各診療科の先生と協力して診療を行ってきましたが、救急専従医師の増員により、2017年12月に救急科を新設。救急外来の診療レベルをアップさせました。また、以前より県内の病院、診療所からの救急要請、重症患者対応に使用していた救急車(モービルICU)については、主に消防からの救急要請に応えられるよう、2015年4月から平日、日中のドクターカー運用を開始しました。2016年6月からは、さらに乗用車(SUV)タイプのラピッドカーを導入、医師・看護師が救急車に同乗して診療の開始を早めるなど、プレホスピタルケア(病院前救急診療)を充実させ、『防ぎ得た死』を減らすよう尽力しています。
また重症患者様の入院後の診療においては、救命救急センターに入院された重症患者様の全身管理、呼吸・栄養管理を積極的に行っています。診療方針を決めるため、医師・看護師・薬剤師・理学療法士・臨床心理士等が日々ミーティングを行い、チーム医療をすすめています。

救急患者様の診療を円滑に行うため、関係医療機関、消防組織とも緊密な連携の構築に努めています。県内の病院、診療所の先生方との、合同カンファレンス、各種研究会、心肺蘇生法講習会などを開催しています。救急隊とは事例検討会、救急救命士への指示や助言、消防組織・徳島県・救急医・医師会等からなるメディカルコントロール体制への積極的な参加により、病院前救護体制の充実に向け活動しています。
また災害医療にも取り組んでいます。大規模地震時は、当院からも発災直後から日本赤十字医療救護班、DMAT(災害派遣医療チーム)を、亜急性期にはこころのケア班を編成し、被災地への支援を行いました。2017年11月に新しく開設した西棟には病棟のほか、南海トラフ地震への対策として、地域住民の皆様の津波からの一時避難スペースとして屋上部分に約1000名が避難できる場所を設けました。いざというときは病院の外側に設けた階段から直接避難することができます。

今後も『防ぎえた死』をなくすため、病院前救急診療、救急外来、院内の診療体制、手術室との連携による即時手術体制、放射線科医による緊急動脈塞栓術等の止血処置、集中治療室での集学的治療など救急診療体制の充実を目指して参ります。 どうぞよろしくお願いいたします。