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院外から受入 研修医・学生の声

松山赤十字病院から初期研修医を受け入れました

 当院は2013年度より、松山赤十字病院から救急部での研修を希望する初期研修医を受け入れています。2016年7月4日から29日までの1カ月間、当院で研修を実施した田口禎浩先生(研修医2年次)に、当院の印象や研修の感想について伺いました。

―院外研修をしようと思われた理由は。また、なぜ研修先に当院を選びましたか。

 徳島日赤は3次を含めた救急があり、ドクターカーなど設備の整った病院であるというところがポイントでした。救急専門医から指導を受けることで、よりしっかりと研修をすることができると思い希望しました。また、こちらで研修を受けられた先生方から「1度は外の救急を経験した方がいいと思うよ。徳島はおすすめだよ」と伺っていたのもきっかけのひとつです。上の先生方からの助言は大きかったと思います。

―当院の印象はどうでしたか。

 ERの環境が充実しているという印象を受けました。ストレッチャーがいくつか並んでも広々としていて、先生やスタッフが周りに集まっても手狭にならないことや、ホワイトボードで患者さんの担当看護師、担当医などの情報を管理しているのもいいと思いました。まず救急での基本的な流れというか、システムが松山とは違うので、戸惑うこともありましたが、慣れれば機能的に患者さんの全身を見落としなく診ることができると思いました。あと救急専門医の先生方の知識量と対応力には圧倒されました。

―研修の感想を教えてください。

 これまで研修に来られた方もおっしゃっていますが、1カ月では全然足りなかったです。最初の週は迷子になってましたから(笑)。人見知りもあって慣れない環境に戸惑ったり気疲れしたりと、すぐ研修に集中することができなかったので、もうあと半月か1カ月あればと良かったです。

 外傷の初期対応など多くを学ぶことができました。これまで2次救急までの経験がほとんどだったので、高エネルギー外傷患者に対する初期のプライマリー・サーベイやセカンダリー・サーベイが全くできていなかったと気付かされました。ここの研修医の先生方は救急対応が系統立ててできていて、診るべきポイントがもう身についているのがわかります。自分は初期対応などの一連の流れをルーチンとしてまだ確立できていないので、診る順番やパターンなど頭では把握していても咄嗟に対応できませんでした。これまで他院の研修医と何かをするという機会もなかったので、ほかの研修医の先生を見られたのも、いい刺激になりました。

 ドクターカーは高規格車とラピッドカーに1回ずつ乗りました。受け入れの場合は来院するまでにある程度予測を立てることができますが、ドクターカーでは救急隊が接触する前から動き始めることもあって、状態があまりわからないということへの不安がありました。また現場では「自分のミスで病院到着が遅れるかもしれない」と考えると、ルートを取るのでさえ緊張しました。幸い1度でルート確保できましたが、あの緊張感はなかなか味わえないだろうし、とても貴重な経験だったと思います。

松山赤十字病院から初期研修医を受け入れました

 2016年6月2日から29日までの1カ月間当院で研修を実施した松山赤十字病院の村上周平先生(研修医2年次)に、当院の印象や研修の感想について伺いました。

-院外研修をしようと思われた理由は。また、なぜ研修先に当院を選びましたか。

  もともと3次外傷などに興味があり、重症外傷患者の対応がしたいと思っていました。松山日赤でも救急を2カ月間経験したのですが、「救急が盛んで毎日受け入れを行っている、かつ力を入れている病院でもっと救急の研修がしたい!」と、徳島日赤へ行きたい気持ちが強くなりました。以前こちらへ研修に来られていた山内先生、原田先生の2人に感想を伺うと「行ったほうが良いよ!」と言われ、腹が決まりました。他の病院への迷いはなかったです。

 -当院の印象はどうでしたか。

 病院の建物がホテルのように明るくきれいですね。スタッフは気さくな方ばかりで、指導医の先生方にはたくさん相談させていただきました。どの先生も指導熱心で、救急部以外の先生方からもご指導いただくことができ勉強になりました。また、ひとつ上の学年である救急の松永先生の姿を見て、とても刺激を受けました。「3年目だとここまでわかってないといけない」という指標になりました。

 -研修の感想を教えてください。

 指導医の先生にサポートしてもらいながら救急の基礎をじっくり学ぶことができました。一人で診察をして後からフィードバックしてもらったり、重症患者は一緒に診察に入ってもらったりと、このバランスがちょうど良かったです。一度救急を研修した経験もあり、ある程度は理解していたつもりでしたが、こちらに来て救急の基本的なことができてなかったと実感しました。「できてない」ことに気付けたのは大きな収穫です。ただ研修期間の1カ月は短く、あともう1カ月ぐらい必要だったと感じますね。

 またドクターカーで出動し、院外の現場での診察も経験しました。病院で患者さんを受け入れるのではなく迎えに行く、というのは独特の緊張感がありました。病院に到着するまでに患者さんの状態が変わることもあります。研修期間中、ドクターカーには5回ほど乗りましたが、どれも貴重な経験でした。6月から新たに導入されたラピッドレスポンスカーにも、チャンスがあれば乗って現場に急行したいです。

 -徳島に来て休日はどう過ごしましたか。

 先週の休みには、研修医の田村先生や循環器内科部長の細川先生たちとテニスをしました。学生時代からテニスをしていて今も松山日赤テニス部に入っていますが、徳島は日赤の全国大会にも出場しているチームなだけにみなさん強かったです。他にも淡路島や大阪など関西圏へも遊びに行きました。平日も休日も充実しています。最後に大塚国際美術館を訪れてから松山に帰ろうと思っています。

松山赤十字病院から初期研修医を受け入れました

 2016年5月2日から30日までの1カ月間当院で研修を実施した、松山赤十字病院の佐川文彬先生(研修医2年次)に、徳島の印象や研修の感想について伺いました。

-院外研修をしようと思われた理由は。また、なぜ研修先に当院を選びましたか。

  将来どの診療科に進むにしても救急の当直を避けては通れないと思います。私自身は膠原病リウマチ科を希望しているのですが、松山日赤ではリウマチ科が総合診療科も兼任しています。救急と総合診療科は関係性があると考えており、3次救急の医療機関で救急を専門としている先生から指導いただき、経験を積みたいと思いました。また院外研修をしようかと悩んでいたとき、昨年研修に来られていた山内雄介先生が中高時代の同級生だったこともあり相談すると「行ったほうがいいんじゃないかな。すごい良かったよ!」という言葉をもらい、背中を押されました。

 -研修の感想を教えてください。

 研修に来させてもらって本当に良かったです。うちの病院ではなかなか経験できないような症例を診ることができたことや同じ病気に対しても、「うちの病院のやり方」「ここの病院のやり方」など病院ごとに治療の流れが違い、様々な選択肢があることを知りました。また、救急の先生はもちろん、コンサルトさせていただいたどの診療科の先生方も快く相談に応じてくださり、救急的なことから専門科に渡したときのことまでご指導いただき、大変勉強になりました。救急からICUに入院した患者さんについてはその後、どのような管理をしていくかも一つの流れとして経験することができました。

 また、松山日赤は輪番制をとっており救急に触れる機会も月に数回と限られているため、救急に対し不安な部分もありました。しかし、こちらで毎日指導をいただきながら対応し、回数をこなすことで苦手意識は薄らいできました。

 そして院外の同期研修医との交流も自分にはいい刺激になり、改めて自分の勉強不足を実感しました。これが一番の収穫かもしれません(笑)。そのほか3年目の松永先生が救急にいてくださったおかげで、年齢が近いこともあり相談しやすく、「来年は自分も3年目になるから、これくらいは知らないといけないんだ」と考えるなど、個人的にはとても勉強になりました。

 今後はもっと患者さんに対する観察力を磨き、病気だけでなく患者さんのことをきちんと診ることができる医師になりたいです。今はその眼を養います。

松山赤十字病院から初期研修医を受け入れました

2015年7月1日~31日の1カ月間、松山赤十字病院の原田拓弥研修医(2年次)が当院の救急部にて研修を実施しました。原田先生は広島県出身で、徳島に滞在するのは初めてとのこと。徳島や徳島赤十字病院の印象、研修の感想などについてお聞きしました。

-院外研修をしようと思われた理由は。また、なぜ研修先に当院を選びましたか。

将来は外科系に進みたいと考えています。「この病院で!」とは、まだ決まっていませんが、行った先の病院で3次外傷なども診られるようになりたいという思いがありました。また別の病院の同期研修医がどれくらいできるのか確かめたいという気持ちもあったので、2次救急に留まらず3次救急のある病院で、なおかつ愛媛と同じ四国圏内の徳島赤十字病院で院外研修をしようと決めました。

 

 -徳島と当院の印象はどうでしたか。

徳島県は学生の頃から阿波踊り見物や部活の試合(野球部)でよく訪れていた県でしたが、住むのは今回が初めてで、愛媛と気候も似ているし、住みやすいと感じます。休みの日は、暑さを逃れながら剣山を登ったり、同期の研修医たちと一緒に飲みに行ったりして楽しみました。

徳島赤十字病院で研修をすると決めたあと、先月まで研修に来ていた山内先生からこちらでの研修が良かったということも事前に聞いていたので、安心して研修に臨むことができました。

-研修の感想を教えてください。

松山赤十字病院の救急は輪番制度で地域の複数の病院が、順番に患者を受け入れるシステムを採っています。だいたい平均して8日に1度担当が回ってくるのですが、処置などの際に「次ではこうしよう」と考えても、その“次”が巡ってくるのは8日後になるので、すぐ実践に活かすことが難しい場合があります。徳島赤十字病院は、ほぼ毎日担当が回ってくるので、昨日できなかったことを今日、明日へと繋げることができ、似たような症例は前回の記憶が新しいまま治療に臨むことができたのはありがたかったです。また、初期対応は“習うより慣れよ”で、回数をこなすうちに意識しなくても必要な手順で処置をすすめられるようになりましたし、心エコーの所見をもっと勉強していれば良かったなど自分の欠点に気付くこともできました。ただ1カ月は短く、慣れるまでに時間がかかってしまい、あともう1カ月あればもっと勉強できたと感じました。

プライベートではもうすぐ6カ月になる男の子の父親である原田先生。休日は子育てを楽しんでいるそうで、この1カ月間の研修中に離乳食が始まったと少し寂しそうに話されていました。「透析で制限のある大変な生活をされている患者さんを自由にさせてあげたい」と、来年からは泌尿器科(腎移植)に進もうと考えているそうです。今後、当院で学んだことを活かしつつ、ますますご活躍されることを祈っています。

松山赤十字病院から初期研修医を受け入れました

当院は2013年度より、松山赤十字病院から救急部での研修を希望する初期研修医を受け入れています。2015年5月7日から6月30日までの2カ月間、当院で研修を実施した山内雄介先生(研修医2年次)に、徳島の印象や研修の感想について伺いました。

-院外研修をしようと思われた理由は。また、なぜ研修先に当院を選びましたか。

自分自身、救急分野が苦手という意識があり、だからこそ強化したいと思ったのがきっかけです。3次救急の経験を積みたくて、まだ行ったことのない徳島で研修をしようと思いました。また以前、こちらに研修で来られていた大野先生からも徳島赤十字病院での研修がとても充実していたと伺い、こちらを選ばせていただきました。

 -徳島と当院の印象はどうでしたか。

徳島は自然がいっぱいだし、海鮮や徳島ラーメンなどいろいろ食べましたが、どれも本当に美味しかったです。あと、いろんなものにすだちがかかっているのが少し面白かったですね(笑)。病院は建物が広くて大きく、とても綺麗なことに驚きました。病室や研修医医局もスペースがゆったりしている印象を受けましたし、図書室も広くて明るいとても良い雰囲気ですね。研修医同士の仲がすごく良かったのも特に印象的でした。ですから、たった2カ月間の研修でしたが、上手く馴染めたことはありがたかったです。

-研修の感想を教えてください。

4月から吉岡先生が来て下さったということで、救急を専門でされている先生から少人数で集中してご指導いただけたことは、今までにないとても貴重な経験だったと思います。自分の対応についてその場でフィードバックしていただけたり、緊急時の注意点や手順をリアルタイムに教えていただけたりしました。また、これまで知識としてあったものの、実践されているのを見たことがなかった事柄などをこちらで実際に目の当たりにすることで、専門としての救急医療を実感することができました。

松山赤十字病院から初期研修医を受け入れました

当院は2013年度より、松山赤十字病院から救急部での研修を希望する初期研修医を受け入れています。5月1日から30日までの1カ月間、当院で研修を実施した大野彰久先生(2年次研修医)に、徳島の印象や研修の感想についてうかがいました。

-院外研修をしようと思われた理由は。また、なぜ研修先に当院を選びましたか。

 将来は内科系に進もうと思っているので、初期研修で3次救急を診なかったら今後診る機会はないのではと思い、院外研修に行くことを決めました。徳島赤十字病院は同じ四国内なので距離的な近さも魅力でしたし、何より昨年研修に来ていた吉屋先生に強く勧められたのが、こちらを選んだ大きな理由です。

-徳島と当院の印象はどうでしたか。

 徳島に来るのは初めてでしたが、印象的だったのは、研修医の先生方に連れて行ってもらって食べた「徳島ラーメン」です。濃厚なのに食べやすく、おいしかったですね。おみやげ用にも買って帰ろうと思っています。病院は建物がとても美しく、職員の皆さんは教育熱心で、病院全体で研修医を育てようという雰囲気が伝わってきました。また、MRIなどの検査機器が充実していて、患者さんにとってもすごく良い病院だと感じました。

-研修の感想を教えてください。

トリアージ訓練に参加

 この1カ月間で、救急外来での救急医の先生の手伝いや当直のほか、ICUの患者さんの回診、麻酔科での挿管の練習、ESD(内視鏡的粘膜下層剥離術)の見学、グラム染色の講義など、3次救急だけにとどまらない様々な経験をさせていただきました。顔や体にムラージュを施した患者役の職員を重症度別にふるい分けるトリアージ訓練にも初めて参加させていただき、非常に勉強になりました。松山はどちらかというと医師一人ひとりの専門性が高い病院ですが、徳島では一人ひとりの医師が診ることのできる範囲が広いことに驚きました。このような職場を実際に見て、短期間ながらも指導を受けられたことで、自分の医療の幅が広がったと思います。ありがとうございました。

松山赤十字病院から初期研修医を受け入れました

 2013年9月2日~30日の1カ月間、松山赤十字病院の吉屋圭史研修医(2年次)が当院の救急部にて研修を実施しました。

 吉屋先生は福岡県出身で、徳島に滞在するのは初めてとのこと。徳島や徳島赤十字病院の印象、研修の感想などについてお聞きしました。

-研修先に当院を選んだ理由は。

 松山赤十字病院では今年度から3次救急の院外研修が始まり、希望者は日本赤十字社和歌山医療センターか徳島赤十字病院で研修できることになっています。同期が和歌山を選んだので、私は自動的に徳島に来ることになりました。

-当院と徳島の印象はどうでしたか。

 病院は新しく、ガラス張りの外観がきれいで、初めて見たときは感動しました。ただ、松山と違って都市の中心部から離れているので、夜、病院の外に出ると真っ暗なのには驚きましたね(笑)。徳島という土地に対するイメージはあまりなかったのですが、今回の滞在で食べ物がおいしいということを知りました。なかでも、先生方に連れて行ってもらった海賊料理の店で食べた海の幸は最高でした。

-研修の感想を教えてください。

 救急外来やICU、救命救急センターで研修させていただいたのですが、私がいた1カ月間は外傷が多く、学ぶことも多かったです。専門の先生の手順を見て勉強する一方で、当直にも入らせていただき、「自分で考えて患者さんを診る」という貴重な経験をすることができました。また、放射線科の技師さん達が非常にアクティブで、画像の見方を教えてもらったりエコーの練習をさせてもらったりと大変お世話になりました。研修のしやすさという面では、医局がひとつの場所にまとまっているのでコンサルがしやすかったですし、指導医連絡会なども開催されていて、しっかりとした体制がある病院だと感じました。短い期間でしたが、内容の濃い1カ月だったと思います。ありがとうございました。

 吉屋先生は引き続き松山赤十字病院で研修を受けた後、母校である九州大学大学院の外科に進まれるとのこと。今後、当院で学んだことを活かしつつ、ますますご活躍されることを祈っています。

英国King’s College Londonから実習生を受け入れました

 2013年9月2日~30日の1カ月間、イギリス・King’s College London 5年の村井美和さんが当院整形外科にて実習を行いました。

 村井さんはイギリスで生まれ育ち、現地の大学に進学。大学の実習プログラムで東京の大学病院に1カ月間滞在した後、当院に来られました。実習先に当院を選んだ理由は、「大学病院とは違う医療施設が見てみたかったし、本州から離れた、地域コミュニティの中の医療に興味があったから」。日本語社会に1人で長期間身を置くのは今回が初めてだったそうで、いろいろと苦労をしながらも多くのことを学ばれたようです。イギリスに戻られた後、当院研修医に宛ててお手紙をくださいましたので、その原文と研修医による邦訳をご紹介します。

研修医の皆さんへ   ※原文はこちら

 先ず、徳島赤十字病院に私を暖かく迎え入れてくれた皆さんに、この場をお借りして感謝の意を伝えさせて下さい。実は、どのような研修が期待できるかもわからず、また、徳島での研修に責任を負っていただける方のことも知らずの状態で、4週間慣れない環境で過ごすことを最初は不安に思っていました。でも、皆さんが親切で思いやりにあふれていたので、私が職場の雰囲気に馴染むのにそう時間はかかりませんでした。きっとこれが徳島の県民性なのでしょうね。

 病院のスタッフは皆さん親しみやすく、医局や職場や廊下であろうと病院中で挨拶をしている姿は、毎日の職場での生活に友好的で礼儀正しい感じを与えていると思いました。私が特に印象に残ったのは、毎朝行われる15分間のミーティングです。毎朝全ての医師が集まることは決して簡単なことではなく、これまで他のどの病院でもこのような好ましい習慣を見たことがありません。個人的には、皆さんのように大きな病院では特に、日常的に同僚とのつながりを物理的に見たり感じたりできるということは、たとえ、それを業務の一部とする必要があまりないとしても、とても素晴らしいことだと思います。異なった診療科同士はお互いに尊重しあっているように思えますし、おそらくこれは効果的なコミュニケーションとして反映されているのではないでしょうか。外来診療は、医師を助ける事務スタッフの方々の働きが大いに発揮されていると思いました。それによって医師は自分の仕事に集中でき、より多くの患者さんがよりよい医療を受けられていると思いました。

 もう一つ強調したいのは、全ての医師、特に初期研修医の方々の献身的な姿勢です。勤務時間よりも遅くまで病院に残って、時間外でも病院に来て患者さんの様子をチェックするという皆さんの姿勢にびっくりしました。これが日本では当たり前と聞かされましたが、イギリスに帰って勤務状況を改めて比較してみても、30時間を超えて仕事をしていながらいつもキビキビと疲れを感じさせない皆さんには心から驚かされるばかりです。研修医局はいつも明るい雰囲気で、愚痴を言うこともほとんどありませんでしたね、だから私も皆さんの姿勢に影響されてよりやる気を持って実習に臨めました。皆さんの医学的知識は凄くて、私はコードブルーの場面に参加することはできませんでしたが、それでも、初期研修医が蘇生の中心的役割を担っていることはわかりました。そして、こんなふうに早いうちから活発な救急の現場に身を置けるということは、大変素晴らしいことだと思いました。

 最後に、初期研修医の皆さんが受けている教育について書きたいと思います。英語でのプレゼンテーションは素晴らしいと思いました。都市圏や大学病院から離れていても国際的な研究やケーススタディーに興味を持てるというのは素晴らしいことです。残念なことに、CPCには参加できませんでしたが、病理報告に研修医が参加することや、患者の死という非常に困難な時間を患者の家族と共有できるということは間違いなく素晴らしいことで、月に1回のCPCはその集大成として最上のものと思いました。これは、イギリスでも私たちの研修に取り入れてほしいもののひとつです。病院全体として教育設備やスタッフが豊富で、自身の体験からしかものは言えませんが、その場に居合わせた教育熱心な上級医師の方々の熱心な1対1の指導にいつも恵まれていました。

 最高に刺激的な4週間でした。日本の文化や言葉、そしてもちろん医学制度まで新しいことを皆さんがたくさん教えてくれました。楽しく、過ごしやすいように気を遣っていただいたことにもすごく感謝しています。皆さんのこれからの未来が輝かしいものでありますように!

2013年10月(翻訳:上田沙希、大浦雅博)