〒773-8502
徳島県小松島市小松島町字井利ノ口103番
電話番号:0885-32-2555(代)
FAX番号:0885-32-6350
駐車場利用は、原則24時間以内に限らせていただきます。入院患者さまご自身の駐車はご遠慮ください。やむを得ない事情により駐車される場合は、1日につき1,000円の駐車料金をいただきます。またご家族であっても、入退院時の送迎や手術日当日、当院からの要請でお越しいただいた場合を除き、有料となっています。ご協力をお願いします。
*1:外来棟2階「外来総合案内」「A・Bブロック受付」で駐車券をご提示ください
*2:病棟スタッフに駐車券をご提示ください
無人管理となっていますので、ご質問等ありましたら外来棟2階「外来総合案内」までお声かけください。
南小松島駅より徒歩約10分
JR四国
「日赤病院前」または「日赤病院玄関前」下車すぐ
とくしまバスNavi
からだにやさしい治療センター
徳島赤十字病院
消化器内科 岸 和弘(火曜日外来)、桑山 泰治(月曜日外来)
逆流性食道炎(胃食道逆流症;gastroesophageal reflux disease;GERD)は本邦では増加傾向であるとされています。治療の第一選択は酸分泌抑制薬や生活指導ですが、一部難治性GERDが存在します。多くは食道裂孔ヘルニアを合併していることから、症状のコントロールが難しい場合、今ではNissen手術、Toupet手術、Dor手術など外科的噴門形成術が行われてきました。しかし、外科的手術は侵襲が大きいことから、保存的治療で我慢して過ごしてきた方もおられました。2022年4月に内視鏡的逆流防止粘膜切除術が保険収載されました。内視鏡的逆流防止粘膜切除術であるanti-reflux mucosectomy(ARMS)とは早期胃癌に対して行われてきた内視鏡的粘膜下層剥離術(endoscopic submucosal dissection;ESD)や内視鏡的粘膜切除術(endoscopic mucosal resection;EMR)の手技を用いて粘膜切除を行い、粘膜の瘢痕収縮により、開大した食道胃接合部や噴門を機械的に狭小化させることで結果的に逆流を防止できる技術です。ARMSを行っても逆流症状が残存し追加粘膜切除が必要となることもありますが、追加切除の必要な粘膜はすでに瘢痕となっていて穿孔のリスクがあります。このような場合には粘膜切除術を粘膜焼灼術に置き換えて治療します。これがanti-reflux mucosal ablation(ARMA)です。当科ではこの手技の基本となるESDやEMRを多数行っており、適応症例と判断されればARMS/ARMA治療を積極的に行っています。
食道裂孔ヘルニアを合併した難治性GERDの噴門部に切除予定マーキング(A)と切除直後(B)・治療後3か月(C)
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