〒773-8502
徳島県小松島市小松島町字井利ノ口103番
電話番号:0885-32-2555(代)
FAX番号:0885-32-6350
駐車場利用は、原則24時間以内に限らせていただきます。入院患者さまご自身の駐車はご遠慮ください。やむを得ない事情により駐車される場合は、1日につき1,000円の駐車料金をいただきます。またご家族であっても、入退院時の送迎や手術日当日、当院からの要請でお越しいただいた場合を除き、有料となっています。ご協力をお願いします。
*1:外来棟2階「外来総合案内」「A・Bブロック受付」で駐車券をご提示ください
*2:病棟スタッフに駐車券をご提示ください
無人管理となっていますので、ご質問等ありましたら外来棟2階「外来総合案内」までお声かけください。
南小松島駅より徒歩約10分
JR四国
「日赤病院前」または「日赤病院玄関前」下車すぐ
とくしまバスNavi
からだにやさしい治療センター
徳島赤十字病院
消化器内科 岸 和弘(火曜日外来)、桑山 泰治(月曜日外来)
急性膵炎や慢性膵炎の急性増悪後に膵管の破綻や浸出液が貯留することにより膵周囲液体貯留(pancreatic fluid collection ; PFC)が形成されます。時間経過とともに線維組織や肉芽組織の壁で周囲組織との境界が器質化されることにより膵仮性嚢胞(pancreatic pseudocyst ; PPC)または被包化膵壊死(walled-off necrosis ; WON)を形成します。感染性PPCあるいはWONは絶対的治療適応となり、EUS下ドレナージが検討されます。2018年より本邦で使用可能となったHot AXIOS™システム(Boston Scientific社)は、管腔と管腔を両端の大きなフランジで引き寄せ、瘻孔を形成するためのダンベル型をしたlumen apposing metal stent(LAMS)です。LAMSを留置することで嚢胞内の液体・膿や嚢胞内出血の血液の排出、交通による嚢胞内感染の改善に寄与します。
WONは内部に液体貯留だけでなく、固形の壊死物質ができることからステントを留置するだけでは治療が不十分なことが多く、壊死物質除去術(ネクロセクトミー)が必要となってくることもあります。以前は外科的に行われていましたが、内視鏡的ネクロセクトミーの方が、侵襲が少ないうえに偶発症や術後合併症が少ないことから、選択されるようになってきています。
当科では超音波内視鏡下膵仮性嚢胞ドレナージ術と内視鏡的ネクロセクトミーについては適応について十分検討の上で必要に応じて行っています。
超音波内視鏡により胃から膵臓の仮性嚢胞に穿刺してlumen apposing metal stent(LAMS)を留置 (A)
ドレナージ目的でLAMSを介して鼻から膵臓の仮性嚢胞にプラスチックチューブを入れた(Bは仮性嚢胞内を造影した画像)
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