〒773-8502
徳島県小松島市小松島町字井利ノ口103番
電話番号:0885-32-2555(代)
FAX番号:0885-32-6350
駐車場利用は、原則24時間以内に限らせていただきます。入院患者さまご自身の駐車はご遠慮ください。やむを得ない事情により駐車される場合は、1日につき1,000円の駐車料金をいただきます。またご家族であっても、入退院時の送迎や手術日当日、当院からの要請でお越しいただいた場合を除き、有料となっています。ご協力をお願いします。
*1:外来棟2階「外来総合案内」「A・Bブロック受付」で駐車券をご提示ください
*2:病棟スタッフに駐車券をご提示ください
無人管理となっていますので、ご質問等ありましたら外来棟2階「外来総合案内」までお声かけください。
南小松島駅より徒歩約10分
JR四国
「日赤病院前」または「日赤病院玄関前」下車すぐ
とくしまバスNavi
からだにやさしい治療センター
徳島赤十字病院
整形外科 武田 芳嗣(火曜日外来)
膝蓋骨(お皿の骨)は希に外側に脱臼します。肩関節脱臼は、誰でも大きな力が加わると脱臼する可能性がありますが、膝蓋骨脱臼は、大腿骨の形成不全など元々脱臼しやすい素因をもった人に起こるのがほとんどです。10歳台の女子に多く発生し、30~70%が反復性(癖になる)に移行すると言われています。したがって初めて脱臼した場合は必ずしも手術が必要ではありませんが、繰り返すようであれば手術が必要となります。
歴史的に種々の手術が行われてきましたが、現在は、内側膝蓋大腿靱帯再建術(MPFL)が第一選択となります。MPFLは膝蓋骨の内側と大腿骨の内側とを結ぶ非常に薄い靱帯ですが、膝蓋骨の脱臼を防止するために最も大きな働きをしています。MPFLは膝蓋骨が脱臼するとそのほとんどで断裂し、一旦断裂すると修復することは不可能であるため、再建が必要となります。再建には、前十字靱帯再建術と同じように半腱様筋腱を使用します。二重折りにして移植腱としたあと、膝蓋骨と大腿骨に細い孔をあけて移植腱を通し、チタン製のボタンや吸収性のスクリューで固定します。
術後は装具を装着し、歩行には杖を使います。杖がはずれるのは7週目からです。ジョギングは4か月目から、スポーツの再開は5〜6か月目からとしています。
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