〒773-8502
徳島県小松島市小松島町字井利ノ口103番
電話番号:0885-32-2555(代)
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駐車場利用は、原則24時間以内に限らせていただきます。入院患者さまご自身の駐車はご遠慮ください。やむを得ない事情により駐車される場合は、1日につき1,000円の駐車料金をいただきます。またご家族であっても、入退院時の送迎や手術日当日、当院からの要請でお越しいただいた場合を除き、有料となっています。ご協力をお願いします。
*1:外来棟2階「外来総合案内」「A・Bブロック受付」で駐車券をご提示ください
*2:病棟スタッフに駐車券をご提示ください
無人管理となっていますので、ご質問等ありましたら外来棟2階「外来総合案内」までお声かけください。
南小松島駅より徒歩約10分
JR四国
「日赤病院前」または「日赤病院玄関前」下車すぐ
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適切な医療には適切な診断が必要であり、その最終診断に病理診断が大きな役割を担います。病理診断とは、患者さんの体から採取した病変の組織や細胞で作製したプレパラートを顕微鏡で観察して診断するものです。この病理診断を専門とする医師が病理医であり、その所属する部署が病理診断科です。
病理診断には組織診断、細胞診断、手術中の迅速診断、病理解剖などの手法があり、得られた診断結果は主治医に報告され治療に役立てられます。常に正しさが求められるため、従来の形態学に加え、自動免疫染色装置、蛍光抗体法なども活用し診断精度の向上に努めています。また近年は、がんのオーダーメイド治療時代に突入し、分子標的治療の適用決定の検査も増加しています。
一般には目立たない部署ですが、病院が上記の役割を担う病理診断科を有することでより良質な医療を提供することにつながります。
生検や手術によって採取された組織から標本を作製し、どのような病気か、病変がどの程度進行しているか、手術で摘出しきれているか、追加治療が必要かどうか、がんの場合は転移の有無などを診断するものです。
患者さんから得られた尿や喀痰などの検体から標本を作製し、細胞の情報や臨床的なデータから良性・悪性の判定や、もとの組織像の推定を行う検査方法です。
手術中に採取された組織の一部を凍結・薄切し、短時間で診断する方法です。迅速診断は、急速な冷凍による組織の挫滅・変性で診断が難しい場合があるため、暫定診断と考えられています。
迅速病理診断は主として、予定されていた術式が適切かどうか、切除が十分に行われたか、診断のために十分に適切な組織が採取されているか等を確認するために行われています。
多くは手術中の速やかな診断が要求されるため、材料が病理診断科に運ばれてから20分以内の報告を目標にしています。
病理解剖は、病死された患者さんのご遺体を解剖させていただき、生前の診断の正誤、病気の進行程度、治療法、治療効果、死因などを判断するもので、医療の質を高める非常に重要な仕事の一つです。解剖させていただいた症例は、月に一度の臨床病理検討会(CPC)で多くの医師や研修医と共に解剖結果と比較しながら、臨床経過、診断、治療法、治療効果などを検証します。我々はその検証により反省したり、勇気付けられたりしながら医療の質向上に努めています。現在までのCPCのデータは電子カルテ端末の情報共有サイトで閲覧でき、病院の知的財産になっています。平成26年度からは、CPC症例を用いて検査値解釈の勉強会であるreversed CPC(RCPC)も行っています。
キャンサーボードとは、手術、放射線療法および化学療法に携わる専門的な知識や技能を有する医師、その他の専門を異にする医師やメディカルスタッフなどによるがん患者の症状、状態および治療方針などを意見交換・共有・検討・確認するためのカンファレンスです。
当院は徳島県の地域がん診療連携拠点病院であり、院内キャンサーボードには病理医も積極的に出席しています。今後もカンファレンスへの参加を通じて臨床、病理の良好な関係を築いていきたいと考えています。
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