〒773-8502
徳島県小松島市小松島町字井利ノ口103番
電話番号:0885-32-2555(代)
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駐車場利用は、原則24時間以内に限らせていただきます。入院患者さまご自身の駐車はご遠慮ください。やむを得ない事情により駐車される場合は、1日につき1,000円の駐車料金をいただきます。またご家族であっても、入退院時の送迎や手術日当日、当院からの要請でお越しいただいた場合を除き、有料となっています。ご協力をお願いします。
*1:外来棟2階「外来総合案内」「A・Bブロック受付」で駐車券をご提示ください
*2:病棟スタッフに駐車券をご提示ください
無人管理となっていますので、ご質問等ありましたら外来棟2階「外来総合案内」までお声かけください。
南小松島駅より徒歩約10分
JR四国
「日赤病院前」または「日赤病院玄関前」下車すぐ
とくしまバスNavi
脳神経外科は、脳卒中(くも膜下出血・脳出血・脳梗塞)や頭部外傷、脳腫瘍などを治療する科で、特に外科的治療を必要とされる患者さんを24時間体制で診療しています。最近の画像技術の進歩により、頭を切らないでくも膜下出血などの治療をする(脳血管内手術)も可能となってきました。通常のマイクロサージェリーや内視鏡手術などを含め、負担の少ない低侵襲医療を導入して、術後の生活水準の改善に努めています。
良性・悪性腫瘍ともに、頭痛や吐き気、意識障害、運動麻痺などが主な症状であり、治療法として手術による摘出術が挙げられます。手術で全て摘出できれば治療は終了しますが、完治が不可能な場合は化学療法(抗がん剤治療)、放射線療法などを組み合わせた総合的な治療が必要となります。
代表的な疾患にくも膜下出血があります。当院では開頭動脈瘤ネッククリッピング術、コイル塞栓術のいずれも可能で、患者さまに合った治療法を選択します。未破裂脳動脈瘤に対するフローダイバーター手術も行っています。
また、脳梗塞の内、大きな血管が閉塞した超急性期脳梗塞では、t-PA、血栓回収療法などの血行再建術を積極的に行っています。
脳出血は、少量の場合は、血圧コントロールを中心に保存的治療を行います。血腫除去が必要な場合は、患者さまの状態に応じて、開頭血腫除去術か、神経内視鏡を用いた内視鏡的血腫除去術という低侵襲手術のいずれかを行います。
交通事故や転倒・転落などにより生じた急性硬膜外血腫、びまん性脳損傷などに対しては、救命のため緊急で開頭術や低体温療法(脳体温療法)を行います。
幼少児の疾患で水頭症、くも膜嚢腫、頭蓋骨早期癒合症などがあります。これらの疾患は早期に発見し、適切な手術を行えば予後が良好な例も多く認められます。
写真は2ヶ月の女児で頭囲拡大と眼球の下方偏倚を認め来院しました。CTで高度な脳室拡大を認めMRIを行ったところ後頭蓋窩くも膜嚢腫を伴ったキアリー奇形を認めました。くも膜嚢腫の被膜切除と大後頭孔減圧術を行い、症状は軽快しました。
大腿(太もも)動脈などから細い管(カテーテル)を挿入して、血管障害や腫瘍性疾患、状況によっては脊椎骨折なども治療する方法です。主にくも膜下出血の原因となる脳動脈瘤や脳梗塞の原因となる内頸動脈狭窄などを中心に治療しています。
脳動脈瘤は、頭蓋骨内部の動脈に風船状のこぶ(瘤)が発生する疾患です。脳動脈瘤が破裂し、くも膜下出血を引き起こすと死亡率の高い状態となります。従来は開頭術により破裂予防処置を行っていましたが、最近では開頭せずにマイクロカテーテルとコイルにより治療することも可能となりました。
脳梗塞に対しては、近年増加しているステント型カテーテルによる脳梗塞発症直後の血栓回収術や頸動脈狭窄症に対するステント留置術なども積極的に行っています。また、急性期血栓溶解術も取り入れており、発症3時間以内に薬剤(rt-PA)を静脈注射すると高確率で血栓が溶け、再開通が得られることがあります。
脳神経外科・脳神経内科共通の実績はこちらからご覧ください。
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