2年目看護師研修（急変時対応）を実施しました

9月9日、2年目看護師を対象に急変時対応の研修会を実施しました。講師は大垣由美救急看護認定看護師でした。今回の研修では、『臨床推論を学び、急変時に必要なアセスメントができ緊急度の判断ができること』を目標として、講師から提示された症例について各自が考察した後、グループワークを行い考察内容について共有し合いました。その内容としては、症例の患者の問題点を抽出し、病態と患者の問題点から考えられる鑑別診断や注目すべき身体所見・必要な検査について考え、最終診断を導き出すものでした。その後、各自の考察内容について全体で発表し合い、講師の考察内容を知ることで重要な視点について学ぶことができました。このような形式の研修では、一つの症例について深く考察することで、日頃の看護実践の場面で役立つアセスメント力を身に付ける機会となります。参加者も熱心に聴講し、集中して考えている様子が見られ、「一つの疾患にとらわれるのではなく、固定概念を捨てて色々な可能性を考えて観察し陽性所見と陰性所見を見つけることで、根拠を持って行動していくことが大事だと分かった」や「症状や観察したことなどから、アセスメントして考えられる疾患などを導くことの大切さや難しさを改めて感じることができた。臨床での判断力をしっかり身につけられるよう、今後も頑張りたい」などの感想がありました。

当院看護部では、2年目看護師に対してこのような研修を実施し成長を支援しています。