〒773-8502
徳島県小松島市小松島町字井利ノ口103番
電話番号:0885-32-2555(代)
FAX番号:0885-32-6350
駐車場利用は、原則24時間以内に限らせていただきます。入院患者さまご自身の駐車はご遠慮ください。やむを得ない事情により駐車される場合は、1日につき1,000円の駐車料金をいただきます。またご家族であっても、入退院時の送迎や手術日当日、当院からの要請でお越しいただいた場合を除き、有料となっています。ご協力をお願いします。
*1:外来棟2階「外来総合案内」「A・Bブロック受付」で駐車券をご提示ください
*2:病棟スタッフに駐車券をご提示ください
無人管理となっていますので、ご質問等ありましたら外来棟2階「外来総合案内」までお声かけください。
南小松島駅より徒歩約10分
JR四国
「日赤病院前」または「日赤病院玄関前」下車すぐ
とくしまバスNavi
ウガンダ母子保健事業
みなさまのご支援と多種予防接種のお蔭で大きな病気にかかることなく任期の半分を迎えることができました。みなさま、アフォヨ(アチョリ語でありがとうございます)。日本は田植えシーズン到来ですね。ウガンダの主食の一つは、なんとバナナです。マトケと言われる料理用バナナでウガンダの年間消費量は937万トンにもなるそうです。他にもお米、シコクビエの粉を練ったカロー、トウモロコシの粉を練って蒸したポショ、サツマイモなどあり、レストランではこれらの中から選ぶことができるのが驚きです。さて、今回は事業地の様子をお伝えしたいと思います。
母子保健事業は、ウガンダの北部アチョリ地域の2県が対象です。この地域では、数年前まで内戦のため、住民の多くは難民キャンプで生活せざるを得ませんでした。現在は彼らのほとんどはそれぞれの地域に戻りましたが、20年以上に及ぶ内戦は、生計やインフラ、保健医療など多くの問題を残しました。北部の住民はハットと呼ばれる家に住み、その多くは小作人です。共同井戸に水汲みに出かけ、炭を使って調理します。交通手段は、主に徒歩か自転車。北部を走る車のほとんどはNGOなどの事業車です。母子保健に目を向けますと、自宅分娩は約7割。分娩中に異常があっても、日本のように救急車は来ません。保健省は分娩可能な保健所での出産を推奨していますが、保健所までの距離は平均で約17km(初期調査より)。徳島赤十字病院から徳島駅までが約11kmですので、それよりもさらに6kmも遠いことになります。最寄りの保健所まで80kmも離れている家もあり、出産予定日が近くなるとあらかじめ保健所で待機する妊婦もいます。また、保健所での分娩は無料ですが、分娩に必要な物品は妊婦が準備しなければなりません。貧困ラインを下回る世帯が半数を超える状況下で、これも容易ではありません。事業では、清潔な環境のもと安全な分娩ができるようにと、産前検診と保健所での出産の重要性を伝えるとともに分娩に必要な物品を詰めた「ママバッグ」を提供しています。次回は、妊産婦をサポートするボランティアについてお伝えできればと思います。
配布予定のママバッグ(2012年サンプル)
右から石鹸・綿花・滅菌手袋・ビニルシート・木綿布・バスタオル手前右から臍帯切断用カミソリ刃・眼軟膏・臍帯結紮用紐。他、たらい
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