〒773-8502
徳島県小松島市小松島町字井利ノ口103番
電話番号:0885-32-2555(代)
FAX番号:0885-32-6350
駐車場利用は、原則24時間以内に限らせていただきます。入院患者さまご自身の駐車はご遠慮ください。やむを得ない事情により駐車される場合は、1日につき1,000円の駐車料金をいただきます。またご家族であっても、入退院時の送迎や手術日当日、当院からの要請でお越しいただいた場合を除き、有料となっています。ご協力をお願いします。
*1:外来棟2階「外来総合案内」「A・Bブロック受付」で駐車券をご提示ください
*2:病棟スタッフに駐車券をご提示ください
無人管理となっていますので、ご質問等ありましたら外来棟2階「外来総合案内」までお声かけください。
南小松島駅より徒歩約10分
JR四国
「日赤病院前」または「日赤病院玄関前」下車すぐ
とくしまバスNavi
ウガンダ母子保健事業
みなさん、新緑の候いかがお過ごしでしょうか。こちらウガンダでは、様々な珍しい動植物を見ることができます。その一つにソーセージツリーと呼ばれる木があります。名前の通りソーセージのような巨大な実がぶら下がっていますが、残念ながら食べることはできません。しかし、事業地のアチョリ地域では、離れて暮らす家族が亡くなった方の代わりとしてこの実を土葬するそうで大切な木とされています。さて、今回は母子保健ボランティアについてお伝えしたいと思います。
事業では、各県40名ずつ計80名の母子保健ボランティアを動員しています。それぞれのボランティアは、自分の住む教区(行政区画)で活動します。具体的には、地域で集会を開いて母性保護の必要性を広めたり、妊産婦の家庭を訪問して保健所での出産の重要性を伝えたり、産前産後に必要な知識を提供したりしています。彼らの殆どは小作人で、保健医療に関する専門的な知識や経験はありません。事業では、彼らの活動を支援するため、全員を対象に年に1度4日間の研修を開催しています。地域保健局員やNGO職員を講師に迎え、地域の環境や習慣に沿ったかたちで母子保健について学びます。今年の研修に私も同席しましたが、途中、皆でゴスペルを歌ったり、最後に「ありがとう~私たちの地域のお母さんたちをサポートしてくれて~♪」と即興の歌が披露されたりと、日本とは違った研修風景でした。
これまでの彼らとの関わりの中で「この事業は、健康だけでなく地域をも創ってくれている」と言ったボランティアリーダーの言葉が印象的です。地域で活躍するボランティアを通して、母子保健の向上はもちろんのこと、地域の人々の繋がりから地域基盤が強化されることを願っています。次回は、早いものでとうとう最終章です。
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